2月の営業案内

 NEWS, other, shop info

2月の営業案内です。
水曜日・木曜日は定休日となります。

店頭では、引き続きWINTER SALEを開催中です。アパレル用品やアクセサリーなどが一部セール価格でお求めいただけます。まだまだ今からのシーズンにお使いいただける商品が多くございます。ぜひこの機会に足をお運びください。

また新商品も店頭に入荷しています。新商品の詳細は当店のInstagram(@ataw_fukui)にて随時お知らせしています。こちらも合わせてご覧ください。
お洋服は25SSのデリバリーがはじまりました。こちらもお楽しみに。

それでは、2月もどうぞよろしくお願いいたします。

<Column> 山本 拓也さんのうつわ

 exhibition, NEWS, other, 山本拓也

しっとりとした乳白色に絶妙なツヤありの仕上げ。

温かみを感じられるものの、どこかピリッと緊張感も生み出してくれるような静けさをもつ器たち。

今回は、大阪を拠点に作陶を行う山本 拓也さんの器について少し詳しくご紹介します。作家さんの器を初めてご覧になる方や、器のご購入をご検討されている皆さまなど、ご参考までにお気軽にお読みいただければと思います。

>制作の技法について

山本さんの器は「型打ち」と呼ばれる、ろくろと石膏型をどちらも使用し成型する技法を用いて制作されます。

その製作工程は、まず、ろくろで器の形を作り、生乾きの素地を石膏型にかぶせる。その素地を布で覆い上から手で押さえ軽く叩いて型に密着させることでかたちをつくるというもの。

ろくろだけの成型より手間がかかりますが、より複雑な形状を実現できるため、山本さんの八角皿や輪花皿は型打ちならではの形ともいえます。

反対に、完全な型のみの成形より、ろくろや型を写す工程などに多くの手作業が介入するため、一つ一つには個体差が生まれ、輪郭にも揺らぎが伺えます。そのため、型のみの成形ともまた違った佇まいがあります。

>たとえばスタッキングして収納した姿。個体差がわかりやすく表れるこの姿が個人的にとても好きです。

山本さんの器には、西洋のヴィンテージの器を参考に形作られているものが多くあります。特に17世紀のオランダ・デルフト陶器をモチーフにしているものが多く、山本さんの器の印象的な乳白色も当時デルフトで特定の短い期間のみ焼かれていた絵付けのない白釉のデルフトの陶器たちがイメージの源泉になっているのだとか。

他にも、こちらのマグカップはフランスのエナメルマグを模倣して制作されたマグ(白、黒)。艶ありの釉薬が相まって本当の琺瑯にも見えてくるのが面白いです。近くへ寄ると焼き物ならではの釉薬、土の表情が見えてきます。

>土と釉薬

山本さんの器の特徴の一つである乳白色は表面にかかった透明の釉薬が結晶化することで生まれる絶妙な奥行きから生み出されています。また土は半磁土を使用しているので、陶器と比較して強度もあり、食洗機がご使用いただけます。釉薬がひけるエッジ部分の土の色味も魅力の一つです。ataWで開催した個展 「still life」(2024.12.〜2025.01)では、グレーや黒色もツヤありの釉薬で仕上げていただきました。グレーと黒は、生地の土に、黒色を混ぜてトーンを落とすよう調整されており、釉薬が透けて見える土の色にまでこだわりが詰まっています。

>焼き物ならではの特徴

山本さんの器は一見すると均質であるように見えますが、先述した通り、手作業も多く介入した制作方法をとっています。そのため、一つ一つに形の歪みや微妙な色味の個体差、ピンホールや黒点、目跡などが見られます。焼き物ならではの特徴としてお楽しみいただけますと幸いです。

ぜひ、山本さんの器を日常のシーンに当てはめて想像を膨らませつつ選んでみてください。

山本さんの器のご購入は こちら

紙袋有料化のお知らせ

 online shop, NEWS, other, shop info

<紙袋有料化のお知らせ>
これまで、店頭でのお買い物時・店頭とオンラインショップでのラッピング(直接配送)をご希望の方々には無料にて紙袋をお渡しさせて頂いておりました。

お店の様々なことを整えていくにあたり、そのひとつとして今年より、店頭での紙袋のお渡しを有料化させて頂く運びとなりました。

商品によっては箱もなくデリケートなものも多く取り扱っておりますため、できる限りの梱包はさせて頂きますが
店頭へお越しのお客様、みなさまにも手提げカバンをできる限りお持ち頂いたり、そのままのお渡しをさせて頂くなど、お買い物の際にはご協力を頂けましたら幸いです。

商品の形状により入れられる大きさが異なりますため、お会計時にその都度ご案内させていただきます。

なお、オンラインショップでの紙袋付属は基本的には廃止とさせて頂きます。
どうしてもご希望の場合のみ、備考欄にご記載頂くか、お問い合わせ頂けましたら店頭の有料料金と同額にて個別でご案内を致します。料金区分けは以下となります。

S size → ¥ 11 ( tax in )
M size → ¥ 33 ( tax in )
L size → ¥ 44 ( tax in )
XL size → ¥ 77 ( tax in )

ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

1月の営業案内

 holiday, NEWS, other, shop info

1月の営業案内です。
水曜日・木曜日は定休日となります。

年始は1月6日(月)より営業を再開いたします。

山本拓也さんの個展「still life」は、1月13日まで開催中です。山本さんの器をたくさんの種類から手に取ってご覧いただける特別な期間です。引き続きたくさんのご来店お待ちしております。

また、18日(土)から27日(月)の期間で、FIRMUM 25AW 先行受注会を開催いたします。

来年の秋冬に向けてのFIRMUM洋服サンプルが一挙に並び、ご試着のうえ、ご希望のサイズ、カラーで受注いただけます。先行して新鮮なお洋服が並ぶ貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びくださいませ。

29日(火)、31日(金)は臨時休業日となります。

ご迷惑おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年も残りわずか。皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。

山本 拓也 個展 「 still life 」 

 exhibition, NEWS, other, 山本拓也

大阪を拠点に作陶を行う作家、山本拓也(@yamamoto.kiln )による個展「still life」をこの度ataWにて開催いたします。

ろくろによって成形した素地を石膏型に押し当てて叩き締めることで成形する「型打ち」という技法で制作される器は、鋳込みなどの成形より手作業が多く介入し、均質な形状の中に人の手による輪郭の揺らぎが垣間見えます。型打ちは、八角皿やレリーフ皿など西洋のヴィンテージ皿を連想させる複雑な形状が実現されているのもこの技法ならではの表現です。
山本の器には現代の多様な食卓と調和しながらも程よい緊張感が存在しており、食事の時間がすこし丁寧で贅沢に感じられる力があります。

今回の展示では、琺瑯カップをモチーフにしたマグカップをはじめ、カフェオレボウルや耳付きのスープボウルなどが定番の乳白色だけでなくグレーや黒色の釉薬で仕上げられた器が並びます。生活の中で静物画のように佇み、ふと引き込まれる器との出会いをぜひ会場にてお楽しみください。

山本 拓也 個展 「still life」
会場:ataW 〒915-0256 福井県越前市赤坂町3-22-3
会期:2024年12月14日(土)~2025年1月13日(月)  11:00~18:00
作家在廊予定:12月14日(土)
休業日:水、木曜日/年末年始休業日(12月31日~1月5日)
※オンライン販売開始予定日は現在未定となっております。予めご了承ください。
お問い合わせ
info@ata-w.jp / 0778-43-0009 

Photo Kyoko Kataoka

ページトップへ

  • facebook
  • Instagram

COPYRIGHT © ataW ALL RIGHTS RESERVED.